どうも音又です。
みなさん楽器や機材はお好きでしょうか?僕は大好きです。
ただやっぱり高いですよねぇ。
「今から楽器やってみたいけど初めてだし安いのを買いたい!」
「あの機材欲しいけどちょっと高いよなぁ…」
みたいに思ってる人って結構いると思うんですよね。
てなわけで!
今回は、楽器・機材オタクでかつ、中古楽器ショップ店員経験もある僕がそれらで得た知識や視点から、
楽器を安く手に入れる方法をがっつり紹介していきたいと思います。
安く手に入れようとするほど保証は薄くなります
いきなりですが、まずこの辺を話しておきます。
これは楽器に限らずなのですが、基本的にモノの安さを求めていくと段々保証やサポートは薄くなっていきます。
どういうことかというと、極端な例を上げるならギターを手に入れるとします。
全く同じギターでも個人から譲り受けたものとメーカー・ショップから新品で買ったものじゃ保証やサポートは段違いですよね?
譲り受けたものは保証書などがない限りは貰った時点での不備は相手に文句言うしかないですよね。そんなことしてもどうにもならないでしょうし。
逆にメーカーショップで新品を、ちゃんとしたショップで買えば中古だって何年・何ヶ月保証みたいなのはついてきます。
でも基本的にそういったサポートの厚いところで買おうとするほど値段は高めになってきます。
難しいところですがこの辺の見極めも上手いことしながら楽器・機材探しをする必要がありますね。
ただ、慣れてしまえば別に大したことないので、
探しつつどういうところならヤバそうでどういうところなら問題ないのか理解していけばいいと思います。
こんな偉そうなこと言ってる僕自身も、
楽器・機材を漁りだしてすぐくらいの時期に安いからと浅い知識で輸入品を買って後からサポートが受けられずに自分で機材の不具合を解決したみたいな経験があります…
まぁ「買って壊れてても自分でどうにかして直せばいいや」くらいの考えまでいければ究極ですけどねw
廉価版・安いメーカーは知るべき
本題に入る前にダラダラと前置きをしてしまい申し訳ないです。
これで最後です。
これも結構大事ですね。
最初の内って楽器や機材もやっぱり大手メーカーとか定番のモデルしか知らないと思うんですよね。
ただ調べてみればわかると思うのですが新品でも結構安く売ってるモデルやメーカーも沢山あるんですよね。
ギターのメーカーなんかで言えばSquier(フェンダー傘下)、Epiphone(ギブソン傘下)とか。
FERNANDES、BURNYとかもよく見ますね。
シンセ(キーボード)とかになると、あくまでハイエンドクラスと比べたら安い(それでもまあまあ高い)って感じになってしまいますが、
RolandのJuno(アナログの方でない)シリーズとか。よくエントリークラスみたいな勧め方されてます。
機材でいうと様々なのでキリがないですが、例えばBEHRINGERとかはマイクやミキサー周りを安くでいろいろ出してますよね。
あとBEHRINGERは最近アナログシンセなんかでも比較的安価なモデルを発表してますね。
といった感じで安いメーカー、モデルは沢山あるので
「安いのが良いけど出来る限り新品が欲しい」みたいな人は一見の価値ありだと思います。
ちなみに安いメーカーやモデル(廉価版)=質が悪いみたいなイメージや評判も多いですが、全部が全部そういう訳ではないのでいろいろ調べたり実際に触れてみたりするのがいいんじゃないかなと思います。
「音がどうのこうの~」みたいな違いも正直初心者のうちはわからないと思いますし。
楽器屋の場合
ではおまたせしました。本題に入っていきましょう。
まず楽器屋で安く買う場合です。
ぶっちゃけちゃうと楽器屋は基本的に割高なのでのっけからあんまりオススメはできないんですが(((おい
ただ保証や、購入後のサポートは手厚いので初心者さんなんかはこういったところで買うと安心感があるんじゃないかなと思います。
そんな楽器屋で安く買いたいのであれば以下で狙ってみるといいかと思います。
値切る
ちょっと難易度高いですが…w
出来るならば全然ありだとは思います。ただし僕はここまでして買おうとは思ったことがないのであんまり値切りみたいなのもしたことないです。
なのであんま細かいことは言えません…申し訳ないです…
ネットとかで探せば値切りのやり方みたいなのは楽器屋に限らず沢山出てくるのでそちらを参考にしてみてください。
それか得意な(?)友達や知り合いがいるなら一緒について来てもらうのも手ですねw
新古品を狙う
新品中古と比べたらなかなか聞き慣れない言葉かもしれないですが、意外と安く手に入るのが新古品です。
基本的に展示品だったとか、箱が破けた潰れたみたいなものとか。中古ではないけど新品ほど状態は綺麗じゃないよみたいなやつが多いです。
『ワケあり』みたいに言われることもありますね。
新古品あんまり多い訳ではないですが、見つかればラッキーって感じです。
僕もこれで過去にほぼ未使用のシンセサイザーを新品価格より2、3万安く手に入れたことがあります。お得感がハンパない。
中古ショップの場合
これはまあなんというか代表的な例で挙げると某ハードをオフするとことかですね。
中古品ですが、実際に店舗で見て、触ってが出来るので
「買うなら実物みて決めたい!」なんて人には向いています。
中古ショップという性質上、どうしても欲しい物が必ず売っているとは限らないのが難点ですが、それでも毎回見ているとたまにとんでもないレア物を仕入れてる時があるのでなかなか面白いです。
さてそんな中古ショップで安めで手に入れたい場合は以下で狙ってみるといいと思います。
楽器に強い店舗で探す
中古ショップは、中でも中古楽器・機材の専門店なんかもあったりしてやはりそういったショップほどメンテナンス等もしっかりされてますし、
値付けもちゃんと知識のある人がやっているので変に高い値段で売られてることも少ないです。
また、専門店でなくても例えば某ハード…(もう言っちゃえ)ハードオフなんかでも楽器に特化した店舗や仕入れ数・取扱数の多い店舗はいくつかあります。
専門店は例えば都内だと、
機材・その他電子楽器(シンセ)などをトータルで見たいなら渋谷・秋葉原辺りの中古ショップ。
ギター・楽器なら御茶ノ水とかこれでもかってくらい沢山ショップがありますね。
ハードオフ(都内)だと、
八王子大和田、吉祥寺の店舗はかなりギターなどの取り扱いが多いです。
中古ショップについては過去に書いたこの記事でもまとめてたりするので気になる方は是非見てみてください。
中古ショップでは値切りはあまり現実的でない
まぁ全てのショップがそうと言うわけではないのですが、基本的にあの手のショップって買取・仕入れ段階である程度いくら位で売るか決めて仕入れてるんですよね。
なので基本的に値切ろうとしても
「いやちょっと(それより下げるのは利益減っちゃうんで)難しいです」みたいな断られ方することが多いです。
「おいなんだよ、ちょっとくらいいいじゃん」と思うかもしれませんがあっちだって商売でやってるので仕方ない部分はあるかと思います。
ただあまり棚から動かない商品に関しては数ヶ月おきに再度値付けしなおして(安くして)出すこともあるので、やっぱ定期的に見るのがいいかと思います。
あと見るのも楽しいし(中古ショップ大好き人間並感)
ネットオークション・ショップの場合
最近はかなりメジャーになってきました。
スマホなどでも見れますし、タイミングによってはかなり安く欲しい物を手に入れることが出来る手段です。
ひとことでネットオークション・ショップと言ってもいろいろあるので、安い楽器・機材を漁る時に良いところをバーッと挙げてみます。
メルカリ
楽器に限らず中古で何かを売る買うならとりあえず見ておきたいところ。
ちょっと前に出てきたのにもはやメジャーや。すごい。
僕もしょっちゅう見ますし何度も買ったり売ったりしてます。
所謂フリマ形式で、『出品者が売りたい値段で売って、それを欲しいと思った誰かが買う』みたいな流れ。
最近は値下げ交渉まで出来るようになって安く買うのが捗ります。
ヤフオク!
ネットオークションの定番どころですね。
個人的に楽器・機材に関しては
「メルカリとかになくてヤフオクにはあった」「ここの方が安い」
みたいなことも多い印象があります。
オークション形式なので落札できなきゃいけませんが、探せば即決(すぐ落札できる)出品商品もありますし、タイミングもありますね。
ネットモール(ハードオフの公式通販サイト)
結構穴場です。ハードオフのネット版なのですが、このネットモールの大きな特徴は全国のハードオフから出品されているモノを見れて、購入することが出来る点です。
さらにネットモールはネットで購入して、実際に置いてある店舗まで取りに行ったり、
近くの店舗に送ってもらって、そこで受け取りをしたりも出来るので便利ですね。
もちろん普通に自宅まで送ってもらうことも出来ますよ。
デジマート
楽器の通販ショップとしては結構有名ですかね。
新品はもちろんなのですが中古品や、新古品・訳ありもガンガン扱ってます。
ネットモールなどと似てますが、こちらはいろんな楽器屋が出品しているのでその分商品数も豊富です。
商品ランクや検索条件が『新品』『中古』等に加えて新古品や訳あり用の『B級特価』もあるので探しやすくて良いです。
Amazon
通販ショップ超大手のAmazonさんです。
新品でも買えますが中古出品もされているのでその中から探してみるのも手段の1つとしてありですね。
「これはやばそうだな…」みたいなのもたまに見ますが、そういうところで買わなければ結構安く買うことが出来ます。
僕もここで何回か中古楽器を買ったことがあります。出品者をちゃんと選べばゴミ掴まされるようなことはありません。
ebay
ちょっとだけ敷居が高くなりますがこちらもネットオークションです。
海外のサイトなので日本で使っている人はそんなに多くないとは思いますが、楽器などニッチなジャンルを探したりするのにもガッツリ使えるサイトです。
日本ではなかなか見つからないヴィンテージものや、海外メーカーの楽器なんかも結構簡単に見つかって僕みたいなオタクにはかなりありがたいです。
“中古品=汚い・ボロい”ではない!
さてここまで中古ショップやネットオークションなどの話が出てきましたが、
中古やオークションと聞くと
「えぇ…誰かが使ったやつって汚れてそうだし嫌だなぁ…」
と思う方もいるかもしれません。
もちろんその印象自体も間違ってはなくて、ものによってはやっぱり極端に汚れていたり、ボロボロの物もあります。
ただ、決してそればかりではなくてしっかり探してみれば意外と先述したような新古品や訳ありで安くなってるもの、中古でも比較的美品なもの等、いくらでも出てきます。
実際に僕も『中古で安くてさらに美品!』みたいなのを何度も見つけて購入していますから。間違いありません。
ぜひ一度“中古品=汚い・ボロい”の固定観念を取っ払ってみて、ネットオークションサイトなどを見てみてほしいです。
そんなんで良い楽器との出会いを逃してるのだとしたら勿体ないですから!
中古品などを買う前に注意すべきポイント
さらに中古品に関して補足です。
新古品とかだとあまり気にしなくて良かったりしますが、やはり中古楽器の購入を考える場合は注意しておきたいポイントがいくつかあります。
楽器・機材の状態
これは結構言われずとも注意深く見るような点だとは思いますが一応。
パッと見の見た目はもちろんですが、他にも例えばギターであればネックの反りなどは見ておきたいですね。
電子楽器や機材ならば付属品、とくに電源ケーブル、接続用のケーブルの有無は注意しましょう。
買ってから無いのに気づいて後から別途購入するみたいなことになってしまうと面倒ですよね。
ワンオーナーか否か
ワンオーナーとは今まで所有していたのが1人だけという意味です。
中古として何度も売買されていろんな人の手に渡っていないような商品ですね。
これは中古ショップとかになってくると確認するのは少し難しいですが、ネットオークションなどであれば、商品説明に「ワンオーナー品です」とか書いてあったりもします。
気になるなら聞いてみるのも手ですね。
なぜこれが大切かというとまれにこんな商品説明があります。
「数年前に購入しましたが、数回しか使っていません。」
これはワンオーナーか否かで大きく意味が変わりますよね。
ワンオーナーであれば
『過去に新品で買って数回しか使っていません』という意味になるのでそれなりに状態の良いものなんだなとなりますが、
これがワンオーナーじゃない場合
『過去に中古で売られていたものを買って数回しか使っていません』という意味になります。
この場合過去に何回中古で売買されたかもわかりませんし、そんなものを「数回しか使っていません」と言っていたところでたかが知れてますよね。
この「数回しか使っていません」に騙されて買ってしまうと、美品だと思って買ったのに実物見たらだいぶ使用感があるものだったみたいになってしまいます。
もちろん前オーナー、前々オーナーがどちらも綺麗に使用していたのならそれに限らないのですが、
やはり安心して購入したいなら前もって知っておきたいポイントですね。
適切な値段か
これも大事です。中古だからと言って安く売られているとは限りません。
中古ショップ側の値付けが間違っていたり、オークションなどでは出品者が相場を無視して高い価格で出品している可能性も充分あります。
なので中古ショップでも、オークションでもまずは欲しい物が見つかったら他のショップやサイトを見てみて、
一般的な相場価格に対してどれくらいの値段で売られているかは確認しておいたほうが損しにくくなります。
なお、基本的に中古ショップよりも個人で売買されているようなオークション、フリマサービスの方が安く売られていることが多いです。
この辺りも買って後悔しないために注意しておきたいです。
おわり
はい、てなわけでこんな感じでたっぷりと書いてみました。
ここに書いたことの殆は、僕が実際に『何度も買ったり、販売する側をやったりした経験』から身につけたことです。
僕はもう何度も「買って失敗した…」みたいな経験をしたのでこの記事で同じようなことになってしまう人が少しでも減って、
かつ多くの人にとって良い楽器・機材との出会いが増えればいいなと思います。
では今回はこの辺で、さいなら
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