どうも音又です。
今回はDTMerの悩みにありがちなシンセサイザーの音作り周りの話をしていきます。
あーいう音が作りたい…!
DTM始めると、人それぞれタイミングは違えど、どこかしらで「あの曲のこの部分みたいな音作りてぇ…」ってなる場面が出てくると思います。
そんな時にどうするか、大体よく言われてるのが
・持ち合わせのプリセットから似たような音を探して弄る
・そのジャンルや曲に特化したようなプリセット集を買ってしまう
・自分で同じような音をゼロから作る
みたいな感じだと思います。
ただ1つ目のプリセットを探すのは「探すの時間かかるわ…」「面倒や…」ってなりがちですし、そこに時間をかけすぎるのも正直勿体無い感じもします。
2つ目の策もこれが出来ればクッソ楽ですが「いや金飛ぶやんけ…」「まーた課金か…」となりがちなのがDTMerなのであまり気は進まないかもしれないですね。
そして最後の自分で作るっていうのも「それができりゃ苦労しねぇ!」「やろうとしたけど劣化版みたいなのしかできない」っていう声が多いですね。
まぁとりあえず例をいくつか上げましたが、この中でボクが個人的に一番推奨するのは
・そのジャンルや曲に特化したようなプリセット集を買ってしまう
・自分で同じような音をゼロから作る
の2つです。
世の中的に探すのが一番よく言われる解決策ですがさっきも言いましたが、それに制作時間を削るのはマジで勿体無いです。
だってDTMerってそんなにずっと集中力と体力続かないぢゃん??
途中で妥協して半端な音色選んで終わりにするくらいなら止めたほうが良いようにも思えます(個人的な意見ですが)
では次に先程推奨した2つの解決策について細かく話してみます。
そのジャンルや曲に特化したようなプリセット集を買ってしまう
え?「タイトルと言ってることちげぇじゃねぇか!ボケ!アホ!ウ○コ!」だって?
まぁ話を聞いてくれマイベイビー。
プリセット購入は、お金は飛びますが一番苦労せず、さほど時間もかけずに悩みを解決できてしまうので財布に目を向けなければ一番楽で良いです(血涙)
まぁでも探せば結構安くで売ってるショップも沢山ありますし、トライアルやデモ音源なんかが置いてあるところもあるのでそれをちゃんと聴いた上で選べば失敗も最小限で目的の音と出会うことも可能です。(この見定めは若干慣れな部分もあります)
ボクの大好きReveal SpireやreFX Nexus2*1などは公式でもプリセットショップがありますよね。
こういうところは質もしっかりしていてサイトページも見やすいので目的の音とも出会いやすくておすすめです。
きっとキミたち毎日のように「DTM活動(ゴツ盛ラーメンの画像)」とかやってるんやろ。
それをちょっと我慢したらさいきょーの音も手に入るし痩せるから一石二鳥だぞ。
自分で同じような音をゼロから作る
これは出来ると最強です。シンセ本体以外の金はかかりません。
無料の音源でも出来ないことはないですが、本気で音作り突き詰めたいなら有料であったとしても使いやすくてわかりやすいシンセを買うべきです。
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ちなみにちょっと話はズレますがわかりやすく且つ、強い音が出しやすくてオススメなソフトシンセはXfer Serumです。
個人的に音作りの勉強、理解に向いてるシンセは今の所これが最強だと思います。
理由はオシレーター、エンベロープ、LFOの動きや、各パラメーターのルーチンをパット見で理解できるようなUIのみやすさ等です。
ソフトシンセについてはこの辺りでも紹介してるので参考になればと。
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では話を戻して。
自分で音を作るのがさいこー!たのしー!っていうのがここまでの話ですが(?)
それにしても音作りが難しい、どうやって出来るようになるのかわからないという声が多いと思うので次項では音作りスキルを身につけるためのオススメの練習方法など挙げて行きます。
圧倒的!シンセ練習方法!ワイの答えはコレや!!!!
ではお待ちかね、シンセ音作りの練習方法を紹介します。
まずパーッと挙げます。
・YouTube等のHowTo、Tutorial動画の活用
・プリセットの真似
・毎回必ず一つイニシャライズプリセットから音を作ってみる
と、こんな感じです。
一つ一つ話していきますね。
YouTube等のHowTo、Tutorial動画の活用
これの手段を知ったDTMerは極端に技術があがります。これマジ。ヤバイ。
シンプルに日本語で「〇〇 作り方」って調べるのもありですがぶっちゃけ日本人でハウツーチュートリアルをやってる人そんなにいないので、やはり海外兄貴を参考にするのが一番はやいと思います。
調べ方としては欲しい音+How ToかTutorialって感じで例えばだと
「Donk Bass Tutorial」「Trance Lead How To」
みたいな感じですね。
もちろんジャンルやスタイルだけでなくアーティスト名なんかを絡ませるのもアリで
「Darude Synth How to」(Darudeというアーティストがよく使う音色を作りたい場合)
って感じで調べても参考になる動画が出てきます。
Darudeの曲
検索したら出てきた似たような音の作り方を紹介してる動画
ね?簡単でしょ?
ちなみに動画によってはちょっと目的と違うなって音の作り方を説明してるパターンもあります。
その回避策としては大体この手の動画は、動画冒頭か終盤あたりで作った音の試奏をしているので、
それを聴いてから「おっ!ほしい音だ!」ってなったら頭から全部見てみる。
っていうのが良いんじゃないかなと思います。(もちろん今必要じゃなかろうが作り方を知っておくと後々役に立つ場合もあります。)
プリセットの真似
次はコレ。意外とここに行き着く人は少ないかもしれないです。
これはスグにほしい音が作れるようになるわけではありませんが、シンセの機能面などを含めた理解を深めるにはかなり有効な手段です。
わかりにくいと思うので簡単に説明すると
こんな感じでイニシャライズ(初期化)した状態のシンセと、
なにか一つプリセットを選んだ状態のシンセ(作り込まれてる音色ほど参考になります)の2つを準備して、
プリセットが選ばれたシンセのパラメーターをそのまま片方の初期化されたシンセで真似していくという感じです。
これのポイントは一つパラメーターを設定するごとに音を鳴らして確認することです。
こうすることでどこをどれだけ弄ると、音がどんな風に変化するのかを直感的に体感することが出来るので、
次なにか音を作ろうとした時「この前真似したあのプリセットのあの挙動を応用すれば欲しい音作れそうだな…」とかを考えたり出来るわけです。
ボクはこれを絵でいう模写とかトレスみたいな感じだと思ってて、真似するだけじゃんと思うかもしれませんが、
その真似で得た知識のパーツひとつひとつを組み合わせて行けばそのうち”オリジナル”も作り出せるようになるのでぜひやってみて欲しい練習方法の一つです。
毎回必ず一つイニシャライズプリセットから音を作ってみる
これは毎回曲を作る時にひとパートくらい、ゼロから自分で作ってみる感じです。
ちょっと難しいですが最初からメインを張るような音を作らなくてもいいと思うので例えば、
・裏でうっすら鳴っているパッド系の音色
・アルペジオやリフの音色
などの脇役から手を付けてみるといいんじゃないかなと思います。
脇役部分だから手を抜いていいってわけじゃないですが、
やはり一番目立つようなリードやベースの音色などを納得するまで作ろうとすると慣れてる人でもそれなりに時間がかかるくらいなので、それで疲れるくらいなら簡単なものから手をつけていった方が長続きもしやすいです。
無理せず暇つぶし、気分転換感覚で
これはシンセだけじゃなくすべてのことに言えることだと思いますが、
何かを練習したり身につけるには、やはり最初のうちは続けることが第一だと思うので無理せず疲れたならそこで休憩する。たまに暇がある時にやってみるだとかそんな感じでやっていくのが良いんじゃないかなと思います。
おわり
ということでシンセサイザー音作りの悩み解決と練習方法の紹介でした。結構ザーッと書いてしまったので何かあればコメントなどで質問してもらえたらなと思います。
じゃあ今回はこの辺で~
*1:ただNexus2は音作りをするシンセとはちょっと違うのですが。
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