どうも音又です。
今回は
「88鍵盤のMIDIキーボードが欲しいけどあんまり見つからないなぁ」
「とりあえず88鍵盤使えるやつが一通り知りたい」
という人に向けて、
88鍵盤のMIDIキーボードやシンセサイザーをまとめていきたいと思います。
MIDIキーボードって61鍵盤とかは結構多いですが、88鍵盤ってあんまりお店とかでも見かけないので環境によっては探しにくいですよね。
なので比較的入手しやすいサウンドハウスやAmazonなどの通販にもあるものを中心にピックアップしていきます。
88鍵盤のMIDIキーボードまとめ
では早速紹介していきますが、
その前に88鍵盤のMIDIキーボードのメリット・デメリットについてみてみます。
まずメリットですが、シンセサイザーなどと比べるとMIDIキーボードの方が比較的安く手に入るという点ですね。
安さを求めるのならシンセサイザーよりもやはりMIDIキーボード一択になるかなと言った感じです。
次にデメリットはそこまでラインナップは多くないという点です。
今回はできる限り沢山ピックアップしてみましたが、それでもそんなに豊富なわけでは無いですよね。
いろんなデザイン性や機能性をもとめるのであればシンセサイザーなども含めて検討してみると良いかもしれません。
また、88鍵盤以外のMIDIキーボードに関してはこちらでも触れていますので、参考にしてみてください。
ではおまたせしました。本題をやっていきます。
M-AUDIO Keystation 88
M-AUDIOのMIDIキーボード、Keystationシリーズの88鍵盤モデルになりますが、
このシリーズはどのモデルも他と比べると安くで手に入るのが良いですね。
機能性などもMIDIキーボードとして使う分には充分かなと言った感じです。
Nektar Technology IMPACT LX88+
こちらもコスパ高めな機材を販売しているメーカー、NektarのMIDIキーボードになるので割と安めですね。
機能面でいうとフェーダーやパッドなどもついているので制作にも役立つんじゃないかと思います。
Native Instruments KOMPLETE KONTROL S88 MK2
様々な音源やハードウェア機材を出している定番メーカーである
Native InstrumentsのMIDIキーボードです。
実績も高いので無難に高品質なものが欲しいのであればオススメのキーボードのひとつですね。
また同社の音源であるKOMPLETE SELECTなどがついてくるのも嬉しいポイントですね。
Studio Logic SL88 STUDIO
高品質なMIDIキーボードメーカーとして名高いStudio Logicの出しているMIDIキーボードになります。
他のMIDIキーボードと違う点としては大体横側についているピッチベンドやモジュレーションホイールなどが省かれている点で、
それにより横幅が比較的小さくなっています。
Studio Logic SL88 GRAND
先に紹介した同社のSL88 STUDIOと機能面的には同じですが、こちらは鍵盤部分がFATAR製の木製鍵盤になっているのがポイントです。
88鍵盤のシンセサイザーまとめ
では続いて88鍵盤搭載のシンセサイザーを紹介していきます。
と、その前にMIDIキーボードの時と同様にメリット・デメリットについても見ていきます。
まずメリットですが、シンセサイザーなので音源として使える点ですね。
またもう一つはMIDIキーボードと比べるとラインナップも多めという点でしょうか。
次にデメリット、当たり前なのですが音源部分なども搭載しているのでMIDIキーボードと比べると必要以上にコストが高くなってしまうという点ですね。
安く手に入れたいのであればシンセサイザーはあまり良い選択とは言えませんね。
ではシンセサイザーの紹介に入っていきます。
Roland JUNO-DS88
シンセサイザーの中でも人気なJUNOシリーズの88鍵盤モデルになります。
Roland FA-08
ワークステーション(DAW)機能を搭載しているので、演奏だけでなくこれだけで曲も作れてしまいます。
Roland FANTOM-8
過去にもRolandにはFANTOMシリーズというワークステーション型シンセのシリーズがあったのですが、これはその正統後継機種と言えるでしょう。
機能面や音源面も高品質でフラッグシップモデルとなっています。
YAMAHA MX88
モジュレーションホイールなどを上部パネルに配置しているので、Studio LogicのSL88シリーズなどと同様に横幅が小さめになっているのが特徴ですね。
YAMAHA MOXF8
YAMAHAのシンセサイザーで人気だったMOTIFシリーズの後継機種になります。
YAMAHA MODX8
同社のシンセサイザーのフラッグシップモデルであるMONTAGEの機能を一部搭載していて、位置的にはミドルモデルみたいな感じでしょうか。
YAMAHA MONTAGE8
YAMAHAのシンセサイザーのフラッグシップモデルになります。
高品質な音源に『Motion Control Synthesis Engine』という機能を搭載しており、今までにないダイナミックな音作りや演奏が可能です。
KORG KROME-88 EX
KORGの定番シンセ、KROMEシリーズの88鍵盤モデルになります。
KORG KRONOS2 88
高品質なピアノ音源などを搭載し、膨大な量の音源やプリセットを収録しています。
NORD Nord Stage 3 88
NORDのシンセサイザーのフラッグシップモデル。
ツマミやフェーダーが多めなので直感的に操作できるので音作りがしやすいのが大きなメリットです。
NORD Nord Stage 3 88 – サウンドハウスへ
NORD Nord Stage 3 88 – Amazonへ
オススメのMIDIキーボード用サステインペダル
おまけみたいな感じになりますが、ついでなのでオススメのMIDIキーボード用サステインペダルも紹介してみようと思います。
といってもそんなに沢山紹介するわけではなく、こちらはオススメは1つだけです。
M-AUDIO SP-2
他メーカーのものと比べると安いのですが、クオリティは高いです。
また、極性切替スイッチがついているのもオススメポイントの1つですね。
MIDIキーボードなどのMIDI機器はメーカーによって信号の規格などが異なっている場合があります。
そのひとつがサスティンペダルで、
例えばあるメーカーでは踏んだ時の信号が1、離した時が0となっているものが、
別のメーカーだと踏んだ時は0、離した時が1となっている場合があるのです。
それらの規格の違いに対応してくれるのが極性切替スイッチというわけです。
なのでこのM-AUDIO SP-2であればメーカーの規格違いを気にせずにオールラウンドに使えるので便利です。
88鍵盤のMIDIキーボード・シンセサイザーの注意点
では最後に88鍵盤のMIDIキーボード・シンセサイザーを買う際、取り扱う際の注意点について触れておきます。
以下のような注意点があります。
- サイズが大きい
- 非常に重い
- 品質を求めるほど価格が高くなる
こんな感じです。
ではそれぞれについて見ていきます。
サイズが大きい
これは仕様の寸法の数字や写真、店頭で見るだけではなかなか想像がつきにくいんですけど、家の中に置いてみると思いの外大きくて、場所をとります。
なので、購入する前に必ず置く予定のスペースの寸法を測り、キーボード・シンセサイザーの寸法と照らし合わせて
実際に置けるかどうか、どのくらいの圧迫感があるかを考えておきましょう。
非常に重い
これも意外と見落としがちです。
グランドピアノなどが重いのは簡単に想像がつくかもしれませんが、MIDIキーボードでもシンセサイザーでも88鍵盤にもなると重くなります。
また、そもそも大きさ以外にも理由がありまして、88鍵盤モデルのMIDIキーボード・シンセサイザーの多くがハンマーアクションであったり、ピアノタッチ(鍵盤の押し心地)を採用しているのですが、
そういったグランドピアノなどに近い作りにしようとすればするほど本体の重さは重くなるのです。
だから必然的に88鍵盤だと重くなりがちになるわけですね。
もしも移動や設置の際に力に自信がないのであれば、誰か助っ人を呼ぶなどしておくと良いかもしれませんね。
品質を求めるほど価格が高くなる
これは今回紹介しているMIDIキーボードやシンセサイザーを見ているとなんとなく察しはついていたかもしれませんが、
88鍵盤で、しかもハンマーアクションなどの『ピアノに近い打鍵感覚のモノ』になるほど価格も高くなっていくので、
資金が限られている際などには注意が必要ですね。
おわり
MIDIキーボードとシンセサイザーを紹介してきて、かなりボリューミーな内容になったかと思います。
DTMを始める際に、ピアノ経験のある人だとやはり88鍵盤が良いという人も多いかと思いますのでこういった記事を作ってみました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
では今回はこの辺で、さいなら。
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