どうも音又です。
今回はフリマアプリやオークションサイトで出品したものがなかなか売れない人に向けて、売れやすくなるコツなどを書いていきたいと思います。
折角いらなくなったものなんかを売って小遣いにしてみようとか、所謂せどり的なことをしてみようとかで、出品したのになかなか売れないと頭かかえちゃいますよね。
なぜ売れないのか
実は、売れないものにはそれなりにちゃんと理由があります。
具体的に挙げてみると以下のような原因が考えられます。
- 価格設定が不適切
- 写真・画像などの見せ方が不適切&足りない
- 説明の情報が不適切&足りない
- 売る方向性を間違っている
実際に僕自身がフリマアプリとかオークションサイトをみてて「これ売れないな」とか「ずっと売れてないな」って思う商品はこういう出品のしかたをしてる人が多いです。
ではこれらを一つづつ見てみます。
価格設定が不適切
これはかなり大きいですね。
あなたは価格を設定する時どうやって決めていますか?
ここで絶対にやってはいけない決め方が
「自分は当時新品で10万円で買ったから10万円で売ろう」
って決め方です。
これが発売されて数ヶ月とか、レアで数が限られているものとかであればまだなんとなくわかるのですが、
現在でも普通に新品や中古で誰でも手に入るほど数が出回っているものであったり、
新しいモデルや上位機種が出ているものに関してはこの価格のつけ方ではなかなか売れません。
次に相場をなんとなく見てそれに近い価格にしようって決め方もありますね。
やり方として正攻法って感じでいいと思うのですが、これも商品の状態などによって適切でない場合があります。
問題は上げればきりがないのでとりあえずここではこのくらいにしときます。
適切な価格の決め方
ではパパーっと手順を書いていきます。
1.相場を確認する
同等の商品がどのくらいの価格帯で売られているのかを知る。
これは必ず現在出品中のもの、販売済みのものの両方から確認する。
↓
2.出品したいものの状態を確認する
相場の平均的な価格で売られている同等の商品の状態(見た目や動作状況等)と比較した時、自分の出品しようとしているものが美品なのか、それともあまり状態が良くないのかを知る。
↓
3.価格を決める
商品の状態を確認したら、
その商品が比較的美品であれば、”相場の平均価格かそれより少し高めくらい“で設定。
その商品が比較的状態があまり良くなければ、”相場の平均価格より低め“で設定。
あくまで一例にはなりますが、このように決めると適切な価格が決めやすいです。
ちなみになぜ商品が美品であった場合に”相場の平均価格かそれより少し高めくらい“で設定するかというと、
良いものを高めで売るのはもちろん当たり前なのですが、一方でもしもそれを平均価格やそれに近い価格で出品した場合、買い手(その商品が欲しい人)的には
「おっ、これ結構状態いいのに他のと同じくらいの価格で売られている!」
となんとなくお得感が出て、買いたくなる要素になるからです。
なので本当に売りたい(処分したい)だけなら平均価格以下で出品すれば売れやすいですね。
ただし状態がジャンク(壊れているもの)であった場合などはまた話が変わってきます。
これについては後述します。
仕入れ価格が高めだったから高めに売るしかないんだけど?
せどりなどをしていれば、こういうったこともあるかもしれませんね。
ただし基本的にこの場合は仕入れ時に適切な価格で仕入れていないことがそもそもの原因なのでこれは自業自得と言わざるを得ません。
「仕入れ」と「販売」は別々のタスクではなく、強く結びついているということを意識してください。
「相場がこうで、売る時にはこのくらいで売りたいからこのくらいの価格で仕入れよう」といった感じで売りから逆算して考えていくと変な仕入れ方をしないで済むかと思います。
本格的なせどりに関しては僕も専門とは言えないので、あとの詳しいことはググったりしてみてください。
写真・画像などの見せ方が不適切&足りない
これはなんというかセンス的な問題なのでしょうか。意図的だとしたら何が目的なのか理解できませんが。
とにかくこれが下手な人も結構多いです。こんなんで売れる機会を逃すのは勿体ないのでぜひこれを気に改善しましょう。
ではどういう見せ方をすると興味を持たれるのか例を挙げて見てみましょう。
例えばギターを出品するとします。
【悪い例その1『どアップ1枚だけ』】
対象に対して近すぎます。あと「写真ここだけ?」みたいに思われます。
【悪い例その2『アップ数枚だけ』】
複数あるし、部分部分の状態を確認することが出来るのでいいですが、「わかったけど結局全体通してどうなの?」みたいに思われます。
【悪い例その3『新品画像を流用』】
完全に新品未使用などを売るならまぁまだマシかもしれませんがあまり好ましくありません。面倒とか言わずにちゃんと写真を取りましょう。
ここまで悪い例を挙げました。ではそれを踏まえた上で良い例を説明します。
【良い例】
全体がわかる写真がある◯、それぞれ細かい部分の状態を確認することが出来る◯、
枚数もそれなりにある◯。
これだけあれば写真に関しては後々「他の写真をみせてくれませんか?」とか言われにくくなります。要は買ってもらいやすくなります。
あとプラスで例えば目立つ傷があるとかジャンクであるとかならその傷の部分や壊れている部分も写真にあげると良いです。
「そんな写真見せたら買われないんじゃない?」なんて思う方もいるかもしれませんが先程話した適切な価格設定や、後述する売る方向性を間違っていなければちゃんと売れます。
あとこれはおまけですが
【論外『写真なし』】
なんでこんな出品の仕方をするのかわかりませんが、なにか理由がない限りはオススメしません。なんで??(純粋な疑問)
説明の情報が不適切&足りない
これもかなりでかいですよ。
もし売れていたとしても「この商品のここはどうなっているんですか?」なんて質問されたことがある方はこの部分がうまく出来ていない可能性が高いです。
説明と言っていますが、これは商品名なんかも含まれます。
ではこちらも例を挙げて見てみましょう。
例えばiPhoneを出品するとします。
【悪い例その1『シンプル過ぎる』】
商品名:iPhone
説明文:なし
うーん強気ィ~。写真があったとしても型番は?とか起動するの?とかとにかく気になる点が沢山出てくると思います。
【悪い例その2『情報が少ない』】
商品名:iPhone 5s
説明文:数年前に買いました。まだ使えます。
やろうとしてることは間違ってないですがもう少し頑張って欲しいです。まだ情報が足りません。
【悪い例その3『説明不備なのにNCNRをお願い』】
商品名:中古 iPhone
説明文:数年前に買ったものです。ノークレームノーリターンでお願いします。
NCNRでお願いしたいのならちゃんと前もって細かい商品説明をしましょう。これだと不信感に加えて「買ってなんかあったら怖いな…」と思われてしまいます。
とまぁこんな感じだったりとか正直これはかなりいろんなパターンがあるので本当にキリがないのですが、とにかく共通するのは圧倒的な説明不足だということです。
ではこれを踏まえて良い例を見てみます。
※赤い部分はポイント部分で実際に本文には入れません
【良い例】
商品名:【SIMロック解除済】iPhone 5s 本体(箱・付属品あり)
説明文:
5年程前に新品購入したものになります。
モデル iPhone 5s
キャリア ドコモ(SIMロックは解除済みなので格安SIMなど利用可です。)
iOS 12.xx
容量 64GB
特に問題なく動作します。
背面に画像ような傷があります。(写真を忘れずに!)
買った時の箱と付属イヤホン(未使用)、tips、シールなど一通りあります。(付属品などの写真を載せておく!)
こんな感じだと大体の情報は提示出来ているかと思います。
説明を書く際は買い手側がどんなことを知りたいのか前もって把握して、それに応じた情報を書くということを意識するといいですね。
他の出品者がどんな商品名の付け方や説明をしているのかを実際に見てみて参考にするのも良いんじゃないかと思います。
コメントで質問させるのはダメ?
ここで「別に説明足りなくてもコメントで質問させたら良くない?」って思う人もいるかもしれませんね。
確かにそれもそうなのですが、売れる可能性を高くしたいのであれば細かく書いておいて損はありません。
なぜかというと、
例えば全く同じ価格で、付属品等も含めて同じ状態の物が2つ出品されていたとします。
1つ目は写真で見る限りだと綺麗ですが説明が全くないので動作するものなのかどうか等がわかりません。
2つ目も写真で見る限り綺麗ですが、こちらはそれだけでなく説明も細かくされており、動作が良好で付属品がついていることもしっかりわかります。
この場合どちらを買いますか?
おそらく大半の人が、価格が同じならわざわざリスクのある1つ目の方に質問なんてしないで、すでに商品の詳細がわかっている2つ目の方を購入すると思います。
このような具合でもし同等のもので商品の見せ方が上手いものがあれば、やはりそちらのほうが購入されやすいので、折角の買ってもらえるチャンスを逃してしまうことになるのです。
他に出回っている数が多いものほど特に説明、写真などの魅せ方は工夫した方が良いです。
売る方向性を間違えている
先程ちょっとだけ話にでましたが、僕の言う売る方向性とは
「美品として売る?」
「使用感ありとして売る?」
「キズ汚れ多めとして売る?」
「ジャンクとして売る?」
みたいなことを指しています。
これらが間違っている(矛盾)していると出品したものが売れにくくなります。
具体的にな例を挙げてみると
例えばゲーム機本体を出品しているとします。
写真とかを見る限りでは結構キズや汚れがありますが、商品名や説明では『美品』と説明しています。
この場合商品の状態と説明の間で矛盾(方向性のズレ)が発生してしまいます。
こうなると「美品がほしい!」と思って見てみたのに「えぇ…結構汚れてんじゃん…これは無しだな…」とあえなく購入したい候補からは外されてしまう可能性がありますよね。
さらに別に状態はそんなに気にしてない人からは「うーん、美品じゃなくてもいいんだよなー」なんて言われて商品ページすら見られずスルーされてしまうかもしれません。
でももしこれを商品名や説明で『キズ汚れあり』として出品したとします。
そうすれば商品の状態と説明の方向性は合ってくるので、「別に美品じゃなくてもいいからこのゲーム機ほしいんだよなー」みたいな人の目に止まりやすくなります。
更に言うとこれで価格設定を少し低めにしとげば「これキズとか汚れがあるのか…でも安いしこれでも良いかな」みたいな他の買い手の可能性も広がりますよね。
このように出品するものの状態や相場をしっかりと確認した上で、正しい価格と方向性を決めれば自然と買い手側には魅力的に映るようになります。
ここまで「かもしれない」みたいな表現も多かったと思いますが、
この「これだと買ってもらえないかもしれない」という可能性を潰して「これなら買ってもらえるかもしれない」に変えていく考え方が確実に売っていく上では非常に大事だと思うので、少しでも覚えておいといてもらればなと思います。
ジャンクの場合
ここまで話してきたことを踏まえてジャンクとして売る場合についても話をしておきます。
【ジャンク商品ってどんなの?】
まず最初にどういったものがジャンクとして売られているかなのですが、
一般的には『動作しない、もしくは動作が安定しない』などの要素を持ったものをジャンクとして売っている場合が多いです。
だいぶざっくり言ってしまうと壊れているものって感じですかね。
某ハードでオフな有名リユースショップなんかだと”動作保証のしないもの”、”購入後の保証が効かないもの”みたいな感じで売られていますね。
実際にはただ動作確認が面倒だからしていなかったりとか、中古在庫が飽和してるのでジャンクに回してバンバン売っていくためにジャンクにされているなんてケースもあったりするのですが、この辺はまた別の機会にでも話したいと思います(多分おそらくメイビー)
【ジャンクにする場合の価格設定】
この辺は正直基準は難しいんですけど、とりあえず同等の商品でジャンクとして出品されているものがあればそれらの価格相場を見てみると良いかと思います。
ジャンクなので状態のランクとしては一番低いものになります。
なので価格も普通の中古として売られているものの相場と比較すると極端に安くなっている場合が多いです。
ただし、こちらもやはりレアなものであったり、あんまり出回ってないものだとジャンクでもかなりいい値段で売買されてたりしますね。
なのでうっかり安く売っちゃわない為にもとりあえず相場確認は大事かもしれません。
おわり
ということでフリマやオークションなどで売れやすくするコツなんかについて書いてみました。
フリマアプリ(特にメルカリ)が登場したおかげで中古の需要も上がり、とても盛り上がっているので中古漁りが好きな僕としてはとても嬉しいことですw
ただ、フリマアプリは誰でも気軽にできてしまう分、変な売り方をしてしまうことも多いかと思うのでそういういった人にこの記事を参考にして貰えればなーと思います。
もちろんここには個人的な考え方も含まれているのでこれだけでなく他にもいろいろ調べてみてほしいですね。
それでは今回はこの辺で。さいなら
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