どうも音又です。
今回はミックスやマスタリングで使えるプラグイン『VintageWarmer 2』について紹介していこうと思います。
「マスタリングとかに使えるオススメのプラグインってある?」
「アナログ系とかって言われるコンプ・リミッターってどんなもんなの?」
という人の参考になればと思います。
マスタリングに使えるプラグイン『VintageWarmer 2』
『VintageWarmer 2』はPSP Audiowareというメーカーから出ているミキシング・マスタリング向けのプラグインになります。
レトロなUIなどからもなんとなく伝わるかもしれませんが、アナログ的なサウンドっていうのを目指して作られている所謂アナログシミュ系のプラグインです。
ただ、アナログアナログって言われても正直よく分からないと思うので噛み砕いて言うと、
素の音に「倍音を付加する(豊かにする)」ことで、
結果的に「音圧が上がる」とか「音の隙間が埋まって情報量が多くなったように聴こえる」みたいな効果を狙ってる感じです。(他にもいろいろありますが…)
まだわからない?
よしっ!参考音源行こかァ!(金田)
参考音源
一応言葉じゃわかりにくいと思うので参考音源を用意してみました。
打ち込みのドラムパターンに『VintageWarmer 2』を立ち上げて、
デフォルト設定からちょっと弄って
- Drive +8.0db
- Outputは掛ける前のボリュームと同じになるように設定
みたいな感じでだいぶ極端にかけてみました。
ボリュームメーターなどの数字的な部分は掛ける前と変わりませんが、聴覚上の音質や、音圧がどんな具合に変化するのかは参考になるかと思います。
元音源の方もソフト音源側でトータルコンプをかけてるのである程度まとまりはありますが、『VintageWarmer 2』をかけることで、よりピークのばらつきがなくなって、音圧も上がっているのがわかるかと思います。
ここではわかりやすくするために極端に設定したものをかけていますが、
普段のミックスやマスタリングで使用する場合は他のエフェクトプラグインとの兼ね合いや、目指している音質なんかも考慮しつつ加減を調整していくのが良いかと思います。
手軽に使える
基本的にプリセットを選んだり、Drive、Knee、Speedパラメーターをちょっと弄ったりするだけでいい感じな音になってくれるので、
難しいことがわからない人でも使いやすいんじゃないかと思います。
また、プラグインの動作が軽いのも嬉しいポイントですね。
『VintageWarmer 2』の時点で結構軽いですが、同パッケージに収録されている
『VintageWarmer』や『MicroWarmer』を使うともっと負荷を抑えることができます。
ちなみに『VintageWarmer』も『MicroWarmer』も出来ることは若干違ったりしますが基本的な操作方法は変わりません。
また、もちろんある程度分かる人はそれぞれのパラメーターを細かく調整することで、より音の変化や質感を操作することも可能になります。
例えばこのプラグインはマルチバンド処理にも対応しているので、マルチモードにすることで、各音域ごとにそれぞれで圧縮処理をさせたりみたいなことが出来ます。
マスタリングとかだとこのモードの方が比較的向いていますね。
結論『マジ!オススメのプラグインです。』
いろいろ話しましたが、まとめると
とりあえずオススメのプラグインです。(語彙力皆無)
ミックスとかマスタリング系のプラグインを探しているならばオススメしておきます。
あと余談ですけど、結構プロがオススメしてたりもしてて、僕自身そういった紹介でこのプラグインを知りましたね。
他だとミックスとかマスタリング系の話をしている本で『音を大きくする本』っていう本があるんですけど、
その中でも参考プラグインとして『VintageWarmer』が登場していますね。
この本自体も面白いのでオススメです。
『VintageWarmer 2』の参考動画
最後にですが、こういうプラグインって記事だけだと分かりにくいと思いますのでこの辺も参考にしてみてください。
日本語字幕付きなのでわかりやすいかと思います。
『VintageWarmer 2』の全体的な機能部分が説明されています。
おわり
てなわけで、ミックス・マスタリングにオススメのプラグイン『VintageWarmer 2』を紹介してみました。
マスタリング系のプラグインと言えば他にもいろいろありますので、また機会があれば記事にしようかと思います。
それでは今回はこの辺で、さいなら。
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