どうも音又です。
今回はDTMerが打ち込みする上で必要不可欠なDAWソフトをバーっと紹介してみようと思います。
僕はというと基本CUBASEユーザーだったりするのですが、いろいろ事情がありまして様々なDAWを使っているので、
いちユーザーとして、良いとこ悪いとこを書いていければと思います。
DAW・打ち込みソフトってなにがいいの?
よくどのDAW・打ち込みソフトがいいの?なんて聞かれることがありますが、基本的に何で始めても構わないとは思います。
DAWはそれぞれ機能や操作方法が違うわけですが大抵は使い続ければ慣れることが出来きます。
なので最初に「これから一生使っていくものを選ぶんだ…」って感じの意気込みで選ぶよりは「とりあえず気になったしこれから使ってみようかな」くらいの感じで選ぶのがいいんじゃないかなと思います。
それぞれ機能面で特化している処理やジャンルがあるのでそれに応じて選んだり、もちろん値段で選んだり。
素直な気持ちで選んでしまって構わないと思います。
CUBASE
結構ユーザーの多いDAWですね。
個人的には生系バンド系のジャンルなんかを作ってる人がよく使ってる印象がありますが、僕みたいにクラブミュージック大好き!みたいな人が使ってるケースも多いです。
CUBASEは他のDAWと比較するとMIDI周りが使いやすいですね。かなり素直な挙動をしてくれるので打ち込み作業は非常に捗ります。
ミキサー周りも過不足なく機能が用意されていてストレスフリーです。
オートメーションなども基本的なことは問題なく出来ますが、クラブミュージックのような複雑に音の変化をつけたりしたいようなジャンルでは少し物足りなく感じます。
この辺りはFLStudioが向いてると思うのでそちらで紹介します。
Logic Pro X
こちらもユーザーが多いイメージがありますね。
LogicはAppleのMacでしか使えませんが、DAWとしてはかなり安い価格で販売されていて財布に優しいですね(まぁMac本体が高いのでなんとも言えませんが)
特に特化している部分があるというわけではないですが、機能性など無難にいろんなことが出来るようになっているので、
とりあえずDAWに触れてみたい人にとってはとっつきやすいかもしれませんね。
逆に他の特化型のDAWに触れていると物足りないと思う部分がいくつか出てきてしまうかもしれません。
例えばオーディオ波形の編集や処理などはあまり得意ではないように感じます。
またMIDIエディターなど打ち込み周りのグリッド・スナップが少し他のDAW・打ち込みソフトと違った挙動をするので、そこも他のDAWを使っていると最初は違和感があるかもしれません。
とはいえ慣れてしまえば、気軽に立ち上げて打ち込みなんかをしたりして楽しく使えるDAWではあるのでMacユーザーならばとりあえず導入してみる価値ありです。
FL Studio
FLはガッツリ打ち込み系・クラブ系の曲を作ってる人がよく使っているイメージがありますね。
今までWindowsのみ対応でしたが最近になってMacでも使えるようになりました。
価格も安めで良心的です。
FLはそのイメージの通り付属音源や機能も含めて非常にクラブミュージックの制作に向いているDAWです。
基本的に繰り返しのシーケンスを組んでいくような手順で制作を進めていく感じです。
付属音源のシンセの豊富さは今回紹介するDAWの中でも群を抜いているのではないかと思います。付属のエフェクトも機能性が高いものが多く、最近のクラブサウンドを簡単に作ることができます。
CUBASEの項で少し触れましたが、FLはオートメーションの柔軟性がとても高くて、曲中で頻繁にパラメーターを変化させたりするようなジャンルではかなり強いです。
具体的にあげるとダブステップやコンプレクストロなどのベース主体な曲ですかね。
打ち込み面はクセが強い分クラブミュージックに強くなってますが、ミキサー部分は他のDAWと比べると少し物足りないように感じます。
Studio One
スタワンは最近人気上昇中って感じのDAWですね。
元CUBASE開発陣が絡んでる関係もあって、インターフェース的にはCUBASEに似ている感じでしたが、最近ではだいぶ個性も出てきています。
操作感や機能面などトータルして充実していて全体的に当たり障りのない使いやすい印象がありますね。
変にクセのあるDAWは避けておきたいのならスタワンがおすすめかも知れません。
さらに価格も比較的安めでなんというか至れり尽くせりって感じです。
僕がもし今ゼロからスタートでDAWを買えって言われたら間違いなくスタワンを買うような気がします。
ちなみにStudio OneにはPrimeという無償版もありますがこちらは外部VST(プラグイン)を追加することが出来なかったり、何かと制限が多めなので出来れば有償版がオススメです。
ProTools
レコーディングスタジオなんかでよく使われているような印象がありますね。
ツールスはどちらかというと打ち込みなど楽曲制作向きって感じではなくて、ミックスやMAなどの波形弄り中心の作業に向いています。
使ってみるとわかるのですが、操作感は他のDAWと比べるとちょっと親切感少なめというかクールな感じ(?)です。
ただショートカットや操作方法を覚えてしまえばかなり編集が捗りますし、個人的にも波形編集をさせたら右に出るソフトはないんじゃないかってくらい波形編集がしやすいソフトだと思います。
ミキサー周りもかなり充実していて、流石といった感じです。
駄菓子菓子。ここまで褒めちぎってますが、価格や機能面も含めて見てみると正直初心者向きではないかなって感じがします。
むしろただ打ち込みして曲が作りたいってだけなら他のDAWで全く問題ないと思います。
ミキシングや細かい波形編集に特化した環境で制作したいと感じるならば非常にオススメします。
これ単体で全部済ませるってよりは、
『他の打ち込み&アレンジがしやすいDAW + ミックスや波形編集はProToolsで』
みたいな使い方が個人的にはおすすめです。
おわり
ということで今回はDAW紹介をしてみました。
とりあえずいろんなのを紹介してみるってことでそれぞれをそこまで深く掘り下げて話せてはいないのですが、なんとなくどんな感じかだけでも伝わっていれば嬉しいです。
正直DAWソフトや音源をどうするかで悩んでる時間があったらとりあえず無難なの買って作り始めたほうが賢明だったりもするのでそういうったことも踏まえて選んでみてください。
音又空間はあなたの豊かなDTMライフを応援します!(沼に引きずり込む顔)
質問などあればコメントなどで気軽にどうぞ!
では今回はこの辺で!さいなら
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